旨味は、イノシン酸とおよそ20種類に及ぶアミノ酸の相乗効果によって生み出されています。
イノシン酸は、かつお節の旨味の代表となっています。 しかし、イノシン酸単独でかつお節の旨味を出しているわけでなく、あらゆる成分が微妙に合わさり、ひとつの味を作っているのです。

肌のハリを維持する
コラーゲンの働きを
活性化

優れた自然食品であるかつお節は、良質のタンパク質を主成分に、高血圧の予防や筋肉の働きをよくするカリウム、強い歯や骨を作るリン、ビタミンDなどを含んでいます。
また、体内では作ることができない8種類の必須アミノ酸もたっぷり含んでいます。
こうした栄養分のおかげで、コラーゲンの働きが活性化されると言われています。コラーゲンは皮膚の老化を防ぎ、お肌をみずみずしくさせます。かつお節は美容の維持にも役立つ食品です。

脂肪分が低く、低カロリー

かつお節は、脂肪の酸化や動脈硬化を防ぐビタミンEのほか、日本人に不足しがちなカルシウム、ミネラルを含み、しかも脂肪分はわずか3%。
栄養価が高くてヘルシーですから、健康を維持しながらのダイエットにおすすめです。

消化しやすい良質なタンパク質

妊娠初期のつわりで偏食気味という女性の方、料理に少量のかつお節を加えてみましょう。食欲がわいてくる上、体に必要な栄養素を補うことができます。また、消化能力が弱い幼児期の子どもにとっても消化しやすく、幼児発育に必要なトリプトファンも含んでいるので、かつお節は理想の食品と言えます。

イノシン酸(かつお節、煮干しに含まれる)

イノシン酸は、全身の細胞を活性化させる重要な栄養素で肝臓で作ることができますが、20歳を境に減退します。 イノシン酸が不足すると、DNAが作られるずに新しい細胞が生まれなくなり、老化してしまいます。

ペプチド(かつお節に含まれる)

疲労回復と、集中力を高める効果があると言われています。

グルタミン酸

脳機能の活性化、アンモニアの解毒、利尿効果があるとされています。 しかし、過剰摂取・欠乏してしまうこともよくありません。