料理をする際、だしの形態は調理にかかる時間や手間に大きく関わります。業務効率をアップさせるためにも、用途に合っただしの形態を選ぶことが大切です。時間と手間をかけずに調理したい際には、だしの量を調整しやすく、無駄が少ない粉末のパックや液体タイプなどが優れています。中嶋屋本店では、お客様のお好みや料理にあった原料でブレンドすることも可能なので、ぜひお気軽にご相談ください。

だしの形態で選ぶ

だしパック

出汁パックには、かつお節や昆布、煮干し、などのさまざまな素材が使われており、料理に合わせて選ぶことができます。だしを取る時間や手間を省くだけでなく、だしの量も調整しやすいので、無駄がありません。出汁パックを使えば、手軽においしいだしを取ることができます。

中嶋屋本店の出汁パック

中嶋屋本店の出汁パックは、吟味された原料を使用し、天然素材100%、化学調味料はもちろん食塩無添加です。素材特有の風味が生きた本格派のだしが取れます。化学調味料はもちろん、「塩」を一切加えず天然素材のみで完全無添加です。水から煮出すだけで簡単に本格的なお出汁が取れます。

  • かつお削り:かつお・さば・うるめ・むろあじ
  • 煮干し:あじ・あご
  • 出し昆布:ラウス・利尻・真昆布
    (ご要望に応じて椎茸など他素材も使用)

用途に応じたブレンドをご提供

味噌汁・お吸い物・煮物・鍋物・おでん等の料理、お客様のお好みに応じて、原料のブレンドなどのご要望にお応えいたしております。

厚削り

時間をかけてじっくりと煮出すため、コクのある旨味の強い出汁を取ることができます。そばやうどんの出汁にむいています。雑節は、醤油や味噌などで濃い味付けをした時にも、コクのある出汁が取れます。めんつゆ等にむいています。

かつお厚削り

鹿児島枕崎産の荒本節を当社工場にて厚く削りました。薄削りと違いダシ取りの時間は長くかかります。しかし、薄削りとは違って濃くのあるダシがとれます。削り花の厚みでダシの味が変わるのは我々にとっても発見でした。長崎の或るお客様はその店専用の厚さの削り節を提供しています。

だし一族混合削り節

この削り節は関東のお客様の要望で削るようになった削り節です。特長としては宗田かつお節の原料を削っています。かつお厚削り、宗田厚削り、くん製サバ厚削りの混合です。関東のそばだしや味噌汁のダシとして使用します。関東の醤油は九州の醤油よりやや辛口ですので、宗田かつお節の味や厚削りの濃いめのダシとの相性が良いのでしょう。最近では納豆と同じで九州でもこのような味を好む人がいるようです。

薄削り

短い時間で、豊かな味と香りを出すのに適したかつお節が『うす削り』です。数分で上品なあっさりとした出汁を取ることができます。一般的に知られている一番だしの取り方は、このうす削りを使用したもので、お吸い物などに使われる、香り高く濁りのない出汁が取れます。

一本釣り花かつお

カツオ漁は本来一棹ずつ釣り上げるのが特長でした。しかし、最近では網を使って獲る漁法が大半です。一本釣りかつおは国内漁獲の数パーセントでしかありません。やはり味と鮮度では一本釣りの価値はあります。希少な一本釣り鰹の荒本節をうすく削っています。
美味しいおだしがとれます。一人分5g程度が平均ですが、ダシは多いほど料理は美味しくなります。最近では和食だけでなくフレンチ、イタリアンの料理のシェフも使うようになってきました。西洋でも魚類のスープは一般的だからでしょう。

血合抜き花かつお

枕崎産荒本節の血合いを抜いて削った花かつおです。血合いを抜いていますので普通の花かつおより上品であっさりした味です。煮物や味噌汁、吸い物のダシに一般的に使われています。枯節は九州の人にはあまり馴染みがありません。九州ではこの荒本節のかつお削りの方が好まれるようです。

美味しくて使いやすい、業務用出汁3つの選び方

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